センタースピーカー自作

おうちサラウンドシステム、やっと完成。メインスピーカーELACのFS207Aに対し自作フルレンジをセンターに使っていたが、やっぱりメーカーを合わせたくてELAC CC203中古を昨年9月に購入。しかし奥行き330mmはテレビを前に置く我が家のセッティングでは邪魔なので、独自キャビネットを開発することに。内容積をだいたい合わせて奥行を縮め横幅を伸ばす。ついでにスクリーン枠の下に嵌るよう段差をつけて無駄なスペースを最小限に。ホムセンで15mmの安ベニヤを切ってもらい、ユニット穴を開けて木工ボンドで貼り合わせ。補強桟も入れて四隅は内側にエポキシボンドを流し込んで固める。後ろと下は設置すると見えないので仕上げは超適当。板の合わせが1mmもずれているけど隙間さえ出なければ気にしない。前上左右だけシーラー塗ってサンダーで磨いて缶スプレーで塗装、これも後ろは木目が透けたりタレたりしてるけどヨシ。本日水ペーパーで軽く磨いて元の吸音材を詰め込みユニットを取り付けて完成。スクリーン下のアングルに載せるとバッチリ。テレビ台を前に置くと丁度液晶画面の下の隙間から音が出る位置。メインスピーカーと同じJET3ツイーターで音の繋がりも良い、筈? ダラダラ作業して半年かかったけど超自己満足。

居間に設置した状態、数mm隙間でバッチリ。下も中央の板が二つのアングルの間隔とピタピタでズレない。仕上げは今回手抜きでよく見るとザラザラ。ホムセンの板切りがいい加減なので誤差を後ろ下方に逃がして、右下の板が1mmくらいズレてるけど気にしない。
これが元々のCC203の状態。こんな奥行のあるスピーカーをスクリーンの前方下に置くのは結構邪魔になると思うんだけど。
元々の箱からユニットを外した状態。配線の記録用の写真。フランジが嵌まり込むような加工が入っていて流石。箱の板厚は正面だけは削り込むからそれなりだけど、上下左右は15mm程度で大した事ない。真っ平らだし結構鳴くんじゃないか。その為か吸音材がギッチリ詰まっている。
オリジナルキャビネット製作風景。一番目立つ、前面と上面の角を接着中。ここは真面目に直角を出す。安ベニヤが反っているので縦横両方から、ややこしい押さえ方をしている。スピーカー自作は元々大学時代にオーディオ同好会で習ったもの。30年間で10個くらいしか作ってないけど、一応必要な工具とかある。長岡先生の本は図面集等5冊ほど所有。
ダクト内部。樹脂のパイプを接着。泣き止めに念のためガムテープでぐるぐる巻きにしてダンピング。更に補強材を入れてエポキシボンドでガチガチに固める。内部の隅もエポキシボンドを流し込んで補強。
地下室で作業中。mm単位でズレた板を合わせて角が揃わないところはサンダーで強引に。ユニット取り付け穴は元々四角だったのだが、ジグソー無しで自分で四角穴を開けるのはちょっと無理なので丸穴にしたら結局かなり削り込む必要が出てすごく大変だった。内部の補強材が見える。キラキラしているのはエポキシボンド。木工ボンドで接着した後で補強に使用。長時間硬化型なので内側から流し込んで傾けて置くと隅に行き渡って固まってくれる。
ベランダで塗装後、乾燥中。横長で市販の高級スピーカーでは無い形だけど、極端に細長い訳でも無いし問題無い。この程度が駄目ならトールボーイスピーカー自体存在しない。センターとしては絶対使いやすいと思うんだけどなあ。
見えないと思って下面のいい加減なこと。下と後ろはシーラーも塗ってないから木目が見えてるしスプレーが垂れてる。
こいつも Made in Germany を謳ってよいかな? せっかく欧州に居るのでドイツメーカー製にしています。センタースピーカーは廉価サラウンドだとミニスピーカーだったりこんな感じの横長だけど、ちょっと中級クラスになるとすぐに奥行30-40cmになっちゃう。普通の家庭だとあの奥行は持て余すと思うんだけど、皆さん広い部屋をお持ちなんでしょうか?
移動式テレビ台が丁度スピーカーの下に入る高さ。もう5,6mmは下げても良かったか。もちろんスピーカーの前にこんなの置いて音質上良いはず無いんだけど、真面目に映画観る時はテレビでは見ないからいいのだ。

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