ボートン・オン・ザ・ウォーターの自動車博物館

普通にコッツウォルズを家族旅行していたはずなんだけど、なんだか面白そうな自動車博物館を見つけちゃったから仕方ない。観光地によくあるちょっとした展示かなと思って入ったら中は深くて濃ゆーい、英国車の沼だった。

可愛らしい案内の先には狭いドアがあり、入ると大きくもない部屋にギッシリと古い英国車と当時の生活用品やら看板やら自転車やら模型飛行機やらが所狭しと並んでいる。カメラで撮ろうにも引けなくて苦労するほど隙間がない。こんな小部屋が次々と続き、ドアをくぐってもくぐっても終わりが無い感じ。

こちらは古のジャガーXK140。他の見学者を避けて撮ろうにもどうにもこうにも場所が無い。

船を模したデザインのサイドカー。自転車にサイドカー?と思うがよく見るとサドルの後ろにエンジンが見える。所謂「自転車オートバイ」である。このエンジン、後輪への動力伝達経路がどこにも見当たらない。ということは上からタイヤ外周にローラー様のものを押し当てている?

1936年のモーガンスーパースポーツ、後輪が一輪しかない三輪車である。JAPの1100cc水冷Vツインをフロントに積む。重量は僅か300kg強しかなかったので120kphまで出たというがなかなかに恐い代物だったのではないか。

英国車だけって訳でも無い。初代FIAT500、トッポリーノ。

1972ミニクラブマンとノートン850。ここはラジオ局を模した背景のセットアップが面白い。

このように自動車だけでなくバイクの展示も多い。1924 P&M パンサー、フロントの剥き出しのドラムブレーキが複雑なサスと相まってメカメカしくて良い。

最後には足踏み式自動車のコレクションを含む夥しい自動車関係玩具の展示が続く。

写真を撮りまくっておりますので、興味のある方は是非ギャラリーをご覧下さい。

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