ムンスター戦車博物館

田舎道を快適なドライブの果てに辿り着いたのは、男子の憧れ Munster Panzer Museum ドイツ戦車博物館。ここは凄い。まず入場料がたったの8 EUR! 人生で、これ程の価値のある8EURの使い道が他にあるだろうか?いや無い!と断言出来る安さ。展示車両が凄い。A7V(レプリカ)からレオパルドIIまで。独軍戦車のめぼしいところで無いのは2号戦車とヤークトティーガー、ヴィルベルヴィント等対空戦車だけじゃないか。独軍だけならボービントンやクビンカ博物館に肩を並べるレベル!! (実は Tiger I は樹脂製のレプリカなんだけど。)展示室に足を踏み入れると悲しくなる。だって数時間後にはここを去らねばならないから。小学生の頃から作った模型の、その戦車達の実物がここにはズラリと並んでいる。もうどれから見て良いか分からず目が泳いでしまう。

一応ロープが張ってあったりする車両も在るが、そうじゃなければ近づいて触ろうが叩こうが舐めようが、よじ登らなければ何でも有り(違うかもしれない)。前半あまりになめ回すように見ていたせいで、妻からの煽りメールのせいで、後半の大戦以降の展示は駆け足状態。まあその辺俺も薄いからいいんだけどー。と展示場を出ると、なんと!レオパルドIの砲塔の内部に入れる展示が!マジですか!狭い!外が見難い!と興奮冷めやらぬまま出口方面に向かうと、ありゃ未だ未だ続く展示品。メルカバだのSタンクだのM113だの。もうホントに時間無いんで後ろ髪を引っ張られて涙をこぼしながら駆け抜ける。今度は脚立持参で一日予定で来たい。

言わずと知れた、タイガー戦車(レプリカ)。確か同級生のコボリ君が1/25の内部構造再現プラモを持っていて死ぬほど羨ましかった。あのインパクトで後年バンダイ48に走ったのではないか、俺は。こいつは実は樹脂製のレプリカなので「プラスティーガー」と書かれている。
小学4年生のクリスマスに礼拝にも出ないで作った、タミヤの88mm。色も塗らずに組んで中学生に「もったいなー」と言われた。後年塗装を覚え塗ったけど、モデルカラーの缶から直塗りで高射砲は厳しかった。デテイル全部潰れた。その後エイダイの1/76も組んで遊んで飽きたので76は友達に売りつけたら親父にぶん殴られた。
シュビムワーゲン。ドイツ博物館他各地で見たことはあるが、ここで戦車と並んでいると又雰囲気が違う。大好きな車両で、35も48も76も新スケールはこいつで始める感じだった。
5号駆逐戦車ロンメル。アカンて、その呼び名は。
シュトゥルムティーガーの前で。馬鹿でかい主砲は38cmロケット砲。もう無茶苦茶やね。
シュトゥルムティーガーの装甲、この厚さは尋常じゃない、何と150mm厚!
ツェンダップのサイドカー。このツルンとしたエンジン、ウチワみたいなマフラーが懐かしい。88mm砲の付属で組んだんだと思う。レバーが外支点で握りにくそうだが、転倒時の折れ防止か。
可愛いヘッツァー。バンダイの1/48で二番目に作った。
パンサー中戦車。手前に可愛らしいラジコン戦車が。
ケッテンクラート。もちろんタミヤ1/35の初期型ダイカストエンジンの奴を組んだ。その頃は既にモデルカラーを捨ててパクトラタミヤで塗っていた。あの紙スリーブの付いたしわくちゃみたいな瓶も引っ越しで捨てた。
みんなが知っているあの形
センチュリオン。マッチボックスの76で作った。やたらめったら細長い主砲がいい。
WW2の連合軍戦車ってKV2くらいしか好きなのが無いので十把一絡げ扱い。いやもう時間が無くなって来ていて。映り込んだ少年は僕と同じくらい興奮して熱心に時間掛けて写真撮りまくっていた。
T55カットモデル。旧東独軍はソ連戦車なので。新しい車両は希少性がないのでバンバン内部展示とかされている。
何故か大好きマルダー。この砲塔?のデザインが良い。ロコのちっちゃいのしか持っていなかった。タミヤのは多分買って組まずに手放したのだと思う。
レオパルドIIは格好良いよね!砲身先端のメカっぽいところとか最高。
屋外展示のレオパルドの上に立つ少女。覗き込んでいるのは? 早く降りてくれよ! オジサンも上りたいんだよ!! 時間が無いけど車内に入らずに帰る訳にはいかず、ジリジリしながら待つ。
とりあえずチェーンだけ撮ったメルちゃん。これが触るとカラカラ言う樹脂製なのよね。プラモデルっぽい。
Sタンク。タミヤの48が安く買えた。バルカンと呼んでも通じない。
ムンスターはドイツ陸軍基地がある。この道路も演習地内を通り抜ける道。走りながらこんなの撮った。撮影禁止かもしれない。

写真をたくさん撮りました。ギャラリーにあるのでご覧下さい。 https://1wishyouwerehere.com/2017_aug_munster_tank/

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