ハンブルク試作自動車博物館

ハンブルクのPrototype automotive Museumを訪問。この博物館は規模は小さいが試作車レア車がずらり。アウトウニオンのType-Cのボディ木型なんかにお目にかかれるとは思わなかった。歴代のスピードブレーカー達、それも小排気量車は非常に珍しい。トヨタの試作F1、これも何故こんなものが社外に?という代物。レーサーも多くF1やVWのパリダカマシン等など。係員が言うには展示品には手を触れてはいけません!ということだが、この展示物の距離の近さよ! 車両の周りにはほとんど柵も無い。頭をエアダクトに突っ込むことすら出来そうだ。地下には自動車開発の資料や展示も並んでおり、古臭いブラウン管テレビには歯車の応力分布表示やハイポイドギヤ切削行程などついついお仕事モードになって観てしまうビデオが流れている。ドライビングシミュレータではオールドポルシェでサーキットをぶっ飛ばせる!という素晴らしい自動車マニア天国です。

NSUの速度記録車ですな。500cc, 110PSで260kph!
外観は地味なビルです。
かわいらしいスポーツカー。サスペンションアームに整流カバーがいちいち付いているのが嬉しい。
触っちゃいかん、とか言いながら足が触ってますな、どう見ても。図々しくコクピットに入り込んだりしない限り五月蝿いことは言われないみたい? 左が大好きなポルシェ904カレラGTSです。カッコイー!!
ツェンダップエンジンをフロントに積んだスポーツカー
ちょっと度肝を抜かれた、P-Wagen、つまりポルシェ博士設計のアウトウニオン Type C のボディ木型。この上でドイツのマイスター達がアルミ板をトンカン叩いてはボディを整形していた現物と思うと胸が熱くなる!
こちらがType-Cのモデル。V型16気筒6L、最高速度300kph超えのモンスターです。ミュンヘンのドイツ博物館に確かオリジナルがあった筈。
フラットボトム以降のF1ってよく知らないのですが、トヨタのTF110の試作車2台の内の1台とのこと。全面まんまカーボンで萌える。
ポルシェ718、1950年末期のF1/2の名車だけど、ドライバーの横にあるこれは燃料タンクではないのでしょうか? ガクガクブルブル
言わずと知れたシュビムワーゲン。タミヤの1/35もバンダイの1/48もフジミの1/76も作った。大好き。
ドライビングシミュレータ。ギヤチェンジはシフトレバーだけ(クラッチ不要)の4速だが、ハンドリングがメッチャシビアでストレートも全開だと真っ直ぐ走れないのは本物通りなのか? 当然人気ですっげえ並んで待ったんだけど、まともにスピード乗せて4速までシフトアップして、3速でコーナー曲がってたのは俺だけだった。と思ったら即スピンした。難しい。手前の張り紙は「一人1ラップまででお願いね」と書いてある。
地下にある技術コーナーのビデオ上映。これは歯車の応力が可視化されたもの。接触も曲げも綺麗に出ています。この後ハイポイドギヤの製造工程があって既視感に頭クラクラした。ポルシェの技術資料なのでギヤBoxのヘリカルギヤとファイナルのハイポイドが一緒に組まれています
触っちゃいかん、筈なんですが。上の蓋は勝手に開閉できるし、前には様々な空力デザインの模型が並んでいて入れ替え自由。右下にスモークボタンがあって白い気流の様子が見られます。

写真をいっぱい撮りましたのでギャラリーにて見てください。 https://1wishyouwerehere.com/hamburg-automuseum-prototyp/

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