Mike Dawesコンサート

Mike Dawesと言う新進気鋭の、所謂「叩き系」ギタリストがDuesseldorfに来たので水曜仕事後に行ってみた。ソロじゃなくAndre Krengelと言うナイロンアコギで弾きまくりの奴と組んでツアーをしている。と言う意味ではちょっとロドガブ風か。
Mike、とにかく音が綺麗で叩き系でもグシャン!ギャシャン!と言うのとはちょっと違う。指が細くて長くて羨ましい。両手タッピングの際に、左手の指の隙間を右手指が駆け抜けていくのにビックリ。イギリス人なのに2枚目のアルバムの契約が日本でしか出来ていないとぼやく。途中、シールドを抜いてTonewood Amp (https://www.tonewoodamp.com/) だけ着けてパープルレイン弾きながら部屋中歩き回っていた。

Andreはオリジナル曲はちょっとダサいが、ディメオラ的に軽くミュートした早弾きのスピードは目を見張るものがあり、スパニッシュっぽい奴で弾きまくっていたのが良かった。ミスタッチも多いけど。喋りが好きでオウムを連れて来て(ドイツ語で)べらべら喋るのはちょっと参った。「顔で弾く」タイプで、オートワウ掛けっぱなしのソロの顔芸も笑える。

叩き系とか言うとワンパターンな印象だが二人ともルーパー使って一人多重奏が得意なので、曲のバリエーションはそこそこあって飽きずに楽しめた。Mikeはライブだと言うのに曲の最期はルーパー演奏にまかせ、自分はしゃがみ込んでボリュームを絞っていってフェードアウトする、というのは画期的というか何なのか。
立ち見入れて150人位の小さいホールで雰囲気も良かった。自分は駐車場が見つからず30分くらい彷徨ってギリギリに駆け込んだので正に3時間(待ち、休憩入れて)立ちっぱなしだったが。

Mikeってこんな奴。弾いている最中にも、お前は金八か!?ってくらいしょっちゅう髪をかき上げてうっとうしい。指がホント長い。多分5フレから14フレくらいまで届いていた。でも他の外人みたいに太くない。
これはAndre。どうも次女の通う学校の先輩のようだ。オウムはルーパーにもなります。嘘です。
これ、分かりますかね。右手がフィンガーボード上を下から上まで走り抜けて行くんですが、途中で低音弦をタップし続けている左手の指と交錯しながらメロディを叩くんですよ。
Tonewood amp 付けての歩き弾き。Mikeはワイヤレスシステム使わず、シールド2本も刺して(おそらく静電ピックアップとマイク両用?)いるので音出しながら歩けない。そこでTonewood Ampなんだけど、実はTonewood ampってエコー付加が目的で音はそんなデカくならない。そもそもMikeってピッキングは軽いタッチなので、結構近くまで来ないと良く聞こえなかったりする。でも目の前で観られて満足。ギターを頭にぶつけられた観客もいてさぞ嬉しかろう。
こんな感じの小さいホール。椅子席のすぐ後ろに陣取って動かなかった。座っている奴らより良く見えるからいいんだ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました