エルゴヒューマン改造

自室の椅子は座り心地優先で買ったものの、やはり座面が高く足置きを要するのは何となく落ち着かず、一ヶ月で返品してしまった。こんなとき返品自在のドイツは便利。

新しい椅子を探すが、何と足長おじさんばかりのドイツでは最低座面高46cmなんてのはなかなか見つからないのだ。最低高さ51cmって何だ、びっくり。仕方なく座面高無視で購入。ガスシリンダー(脚部と椅子の間を繋ぐ円筒部品、高さ調節するもの)の上下径はほぼ決まっており互換性があるので、短いのを別途購入して座面高問題は解決。(ちなみにこのメーカーも日本市場には最初から短いシリンダーを付けて売っている。)

しかし胴長短足日本人には背もたれがもうちょっと高い方が良い。調整式で4つある穴の一番上でも足りない。のでドリルで穴を追加して解決。ところがそれだとヘッドレストが付けられない。のでフレームを延長すべく、ステンレスの30mmのパイプを購入。木を削って上下で19/17.5mmの段差円柱形部品を作成。旋盤があれば簡単だが、木なら電ドリに木ねじを咥えてぶっ刺せば何とかなる。フレームとパイプに木を叩き込んで延長完成。ここで止めれば良いのにフレームの仕上げが粗いのが気になり、全面にサンドペーパー掛けを始めてしまったらしょうがない。#2000まで仕上げて研磨剤も三段階かけて磨き上げ、うーん、手が痛いバフが欲しい、と言うところで今日はお終い。よく働いた、晩飯が一層美味い。来週は肘掛けを20mmくらい上げたいところ。

新品の椅子の、ヘッドレスト固定ピンを工具で抜いたところ。背もたれを目一杯上げた状態だと、ヘッドレストと背面部が近すぎで位置関係がイマイチ。ここまで上げても背もたれフレームと肩がぎりぎり。ランバーサポートの高さも気持ち上が良い。
背もたれはフレームの円筒部に沿って上下スライドし、穴にストッパがはまって止まる機構。穴を一つ上に追加してやって高さは解決。しかしフレームの長さが足りずこれではヘッドレストが付けられない。
段差のある円柱形部品でフレームとパイプを繋ぎたい。アルミでも樹脂でも何でもいいけど、加工が楽なので木で作る。木ねじを加工してドリルのチャックで咥えられるようにして、木の棒の真ん中に刺す。この状態でドリルをガンガン回し、ヤスリ等で木を整形。ドリルの支持ベアリングをいじめているようで作業していて辛い。旋盤欲しい。
細い方をフレームに打ち込んでこんな感じ。
フレームと同じ外径のステンレスのパイプを太い方に打ち込んで完成。この延長部に後ろに見えるヘッドレスト支持部を付ける。
完成。フレーム延長の継ぎ目が丁度樹脂部品の隙間から見えて不細工だが仕方ない。最低限同じステンレスで造りぴかぴかに磨いてやった。樹脂とフレームの隙間にガタがあるので紙を挟み込んでおり、そもそも見栄えは二の次だし。

コメント

タイトルとURLをコピーしました